子どもの矯正について調べると、「1期治療」「2期治療」という言葉が出てきます。1期治療は、乳歯と永久歯が混ざっている時期に、顎の成長を利用して歯が並ぶ土台を整える治療です。2期治療は、永久歯がそろってから、歯並びと噛み合わせを仕上げる治療です。 この記事では、それぞれの違いと、ひろたまさき歯科・矯正歯科の考え方を紹介します。

1期治療:子どもの時期にしかできない土台づくり

乳歯は20本、永久歯は親知らずを除いて28本あります。6歳ごろから乳歯が抜けはじめ、乳歯と永久歯が混ざって生えている時期が続きます。この時期に行うのが1期治療です。

1期治療の大きな目的は、顎の成長を利用して、永久歯が並ぶスペースをつくることです。

顎を広げる、顎を前に出す、といった治療は、成長している子どもの時期にしかできないことです。

— 院長 廣田 正毅

当院では、顎を広げるのが得意な床装置を中心に、必要な子にはマウスピースを組み合わせます。

2期治療:永久歯がそろってからの仕上げ

2期治療は、永久歯がそろってから行う矯正です。歯を1本ずつ細かく動かして、歯並びと噛み合わせを整えます。

反対に、14歳ごろになると歯はすべて大人の歯に生え変わります。そこからは大人の矯正になります。子どもの矯正ができるのは、まだ乳歯が残っているあいだだけです。

— 院長 廣田 正毅

1期治療のあとに2期治療が必要になるかどうかは、お子さんによって違います。 顎の大きさや歯の生え方、1期治療でどこまで整ったかで変わるため、検査とその後の経過を見ながら判断します。何歳から始めるかの目安は「何歳から?(年齢別)」でも紹介しています。

使う装置の違い

1期治療と2期治療では、使う装置も変わります。

1期治療 2期治療
時期 乳歯と永久歯が混ざっている時期 永久歯がそろってから
目的 顎の成長を利用して、歯が並ぶ土台を整える 歯を1本ずつ動かして、歯並びと噛み合わせを仕上げる
装置の例 顎を広げる装置(床装置)、下顎を前に出す装置、受け口を治す装置、マウスピース 歯の表面に器具をつけるワイヤーの装置や、マウスピース型の装置

1期治療で顎を広げておくことで、永久歯が並ぶ場所をつくります。当院が使う装置は「装置の紹介」にまとめています。

始める前に知っておいてほしいこと

1期治療は、成長期にしかできない治療ですが、「早く始めるほどいい」わけではありません。すぐに始めなくていい子も多いので、まずは今の状態を知ることから始めてください。

すぐに矯正をしなくてもいいんです。今ならまだ間に合います。ただ、ちゃんと見てもらっている、ということがすごく大事です。治療のタイミングを過ぎてしまうと、選べる方法が狭まり、費用も上がってしまいます。

— 院長 廣田 正毅

取り外しができる装置は、本人がつけていられるかどうかで結果が変わります。当院では本格的な治療の前に、まずマウスピースを作って、使えるかどうかを試してもらいます。

同じ効果なら、短いほうがいい

子どもの矯正は、早く始めれば始めるほどいい、というものではありません。

以前は5歳、6歳から始めて、10何歳まで続けていました。でも、小学校のあいだずっと口の中に装置が入っているのは、子どもがかわいそうです。今は始める時期をしっかり見極めて、広げられるところまで広げ、そのあとマウスピースで仕上げます。始めるのは少し遅くても、スパッと終わらせて同じ効果を出す。これが当院のやり方です。

— 院長 廣田 正毅

始める時期を見極めて、装置をつけている期間をできるだけ短くする。 これが当院の考え方です。くわしくは「治療と費用」をご覧ください。

大人の歯まで見てもらえる医院を選ぶ

大人になってから矯正をすると、100万円かかることも珍しくありません。だからこそ、子どものうちに顎を広げる治療ができる時期を、見逃さないでほしいのです。

医院を選ぶときは、1期治療だけで終わるのではなく、その先の大人の歯まで一緒に見てもらえるかも確かめてください。院長が考える医院選びのポイントは「子どもの矯正をする医院の選び方」にまとめています。当院の費用は「料金・お支払い」をご覧ください。

まとめ

  • 1期治療は、乳歯と永久歯が混ざっている時期に、顎の成長を利用して土台を整える治療です
  • 2期治療は、永久歯がそろってから、歯並びと噛み合わせを仕上げる治療です
  • 2期治療が必要かどうかはお子さんによって違うため、検査と経過を見ながら判断します

お子さんにどちらが必要になりそうか知りたい方は、個別相談・検査へ。まずは考え方を聞いてみたい方は、無料オンライン説明会をご覧ください。