6歳ごろになると、乳歯が抜けて、大人の歯(永久歯)が生えはじめます。前歯の生え変わりは、歯並びの「これから」を知るための大切なタイミングです。 この記事では、生え変わりの時期に保護者の方に見てほしいポイントと、相談のタイミングを紹介します。
6歳ごろから、歯の生え変わりが始まります
乳歯は20本、永久歯は親知らずを除いて28本あります。6歳ごろから前歯の生え変わりが始まり、同じころ、乳歯の奥には「6歳臼歯」と呼ばれる大人の奥歯が生えてきます。
ここから小学校の高学年ごろまで、乳歯と永久歯が混ざって生えている時期が続きます。顎を広げる治療など、子どもの時期にしかできない矯正は、この時期に行います。
「歯並びがきれい」でも、要注意のことがあります
乳歯がすき間なく、きれいに並んでいると安心しますよね。でも、院長はこう話します。
乳歯がすき間なく、ピシッときれいに並んでいる。「うちの子、歯並びきれい」と思いますよね。でも実は、その状態だと、永久歯はきれいに並ばないことが多いんです。永久歯は乳歯より大きいので、生えてくるスペースが足りなくなるからです。
— 院長 廣田 正毅
永久歯は乳歯より大きいので、乳歯にすき間がないと、大人の歯が並ぶ場所が足りなくなることが多いのです。 くわしくは「乳歯がきれいに並んでいる」をご覧ください。
生え変わりの時期に見てほしいこと
前歯が生え変わるころ、次のようなことがあれば、一度歯科医院で見てもらいましょう。
- 大人の前歯が、重なったり、ねじれたりして生えてきた
- 乳歯が抜ける前に、内側から大人の歯が生えてきた
- 下の前歯が、上の前歯より前に出ている(受け口)
- 上の前歯が出ているのが気になる
受け口は、早めに始めることがある歯並びです。くわしくは「受け口(反対咬合)」で紹介しています。
ただし、見た目だけで判断はできません。
見た目で8割は分かっても、残りの2割は検査しないと分かりません。
— 院長 廣田 正毅
仕上げみがきのときに、見てあげてください
生え変わりの時期は、毎日の仕上げみがきが、歯の生え方を見るよい機会です。抜けそうな乳歯、生えてきた大人の歯の向き、上下の前歯の噛み合わせなど、気づいたことはメモしておくと、相談のときに役立ちます。 ただ、毎日見ているからこそ、気づきにくい変化もあります。
子どもの歯並びは、成長とともに少しずつ動きます。だから毎日見ている親御さんほど、変化に気づきにくい。間違い探しのクイズで、画面のどこかがゆっくり変わっていくのに気づけない、あれと同じです。
— 院長 廣田 正毅
ときどき写真を撮っておいて、見比べてみるのもひとつの方法です。
今すぐ始めなくていい。でも、ちゃんと診てもらってください
生え変わりの時期に気になることがあっても、すぐに矯正を始めなくていい子も多いです。
すぐに矯正をしなくてもいいんです。今ならまだ間に合います。ただ、ちゃんと見てもらっている、ということがすごく大事です。治療のタイミングを過ぎてしまうと、選べる方法が狭まり、費用も上がってしまいます。
— 院長 廣田 正毅
始めるかどうかは別にして、矯正を診られる歯医者に見てもらいながら、ゆっくり考えてほしい。 これが院長の考えです。まず知っておいてほしいことは「矯正を考えたら、まず知ってほしいこと」にまとめています。当院の費用は「料金・お支払い」をご覧ください。
矯正を診られる歯医者で、定期検診を
院長がすすめているのは、矯正を診られる歯医者に、定期検診で通っておくことです。
通っているうちに「たぶん、こうなっていきますよ」と前もって聞いておける。だから、いざというときに心の準備も、お金の準備もできるし、「そういうことか、だから必要なんだ」と頭でも理解できる。必要な時期になってから一気に決めるより、ずっと親御さんに優しいと思うんです。
— 院長 廣田 正毅
くわしくは「矯正を診られる歯医者で、定期検診を」をご覧ください。
相談のタイミング
何歳から始めるかの目安は、歯並びによって違います。一番早い子で4歳から始めることもありますが、それは受け口の子だけです。14歳ごろにすべて大人の歯に生え変わると、そこからは大人の矯正になります。年齢ごとの目安は「何歳から?(年齢別)」をご覧ください。
まとめ
- 6歳ごろから前歯の生え変わりが始まり、乳歯と永久歯が混ざる時期が続きます
- 乳歯がすき間なく並んでいる子は、永久歯が並ぶスペースが足りないことが多いです
- 今すぐ始めなくていい子も多いので、まずは見てもらって、ゆっくり考えてください
生え変わりで気になることがあれば、個別相談・検査へ。まずは考え方を聞いてみたい方は、無料オンライン説明会をご覧ください。