「うちの子は顎が小さいから、歯が並ばないかも」。そう心配されている保護者の方は少なくありません。顎を広げる治療は、成長している子どもの時期にしかできません。 この記事では、顎を広げる治療ができる時期と、顎の狭さと呼吸の関係について、院長の言葉を交えて紹介します。
今の子どもたちは、顔が小さい
院長は、今の子どもたちは顔が小さい子が多いと話します。
今の子どもたちは顔が小さくて、型取りの粘土に耐えられない子が多いんです。オエッとなってしまう。
— 院長 廣田 正毅
当院がデジタルスキャナーでお口の中を読み取り、型取りの粘土を使わないのは、そのためです(7つの特徴「型取りの粘土を使いません」)。
顎が小さいと、大きな永久歯が並ぶスペースが足りなくなることがあります。 その結果、歯が重なったり、ねじれたりして生えてくることもあります(「永久歯が重なって生えてきたときに知ってほしいこと」)。
顎が小さいかどうかは、検査で確かめます
「顎が小さい」と感じても、実際にどれくらいスペースが足りないのか、どこに原因があるのかは、見た目だけでは分かりません。当院の個別相談・検査では、セファロ(矯正用のレントゲン)で顎の骨格の形や大きさ、上下の顎の位置関係を、お口全体のレントゲンで、まだ生えていない大人の歯の数や位置を確かめます。
顎の大きさや位置は、歯の重なりだけでなく、「受け口(反対咬合)」や「出っ歯(上顎前突)」にも関係します。同じように見える歯並びでも、原因によって治し方は変わります。 検査でわかることは「子どもの矯正の検査でわかること」で紹介しています。
顎を広げる治療は、いつまでできる?
顎を広げる、顎を前に出す、といった治療は、成長している子どもの時期にしかできないことです。
— 院長 廣田 正毅
反対に、14歳ごろになると歯はすべて大人の歯に生え変わります。そこからは大人の矯正になります。子どもの矯正ができるのは、まだ乳歯が残っているあいだだけです。
— 院長 廣田 正毅
顎を広げる治療ができるのは、乳歯が残っている成長期のあいだです。 すぐに始めなくていい子も多いですが、時期を逃すと選べる方法が狭まります。何歳から始めるかの目安は「何歳から?(年齢別)」をご覧ください。
始めるかどうかを決めるより先に、成長にあわせて見てもらえる場所をつくっておくことが大切です。院長がすすめているのは、矯正を診られる歯医者に、定期検診で通っておくことです。前もって「これからこうなっていきそう」と聞いておけば、いざというときに慌てずに考えられます(「矯正を診られる歯医者で、定期検診を」)。
顎の狭さと、呼吸の関係
院長は、顎の狭さと呼吸のあいだにも、つながりがあると考えています。
それに、歯並びを整えることは、呼吸を整えることにもつながると僕は考えています。舌が上顎にきちんとおさまらない子は、顎が狭くなり、鼻で息がしづらくなる。すると口で息をするようになり、また顎が狭くなる。この流れを子どものうちから変えていけるのが、小児矯正の面白さです。
— 院長 廣田 正毅
口がポカンと開いている、姿勢が悪いといったことが気になる方は「口がポカン・姿勢が気になる」もあわせてご覧ください。
顎を広げる床矯正
当院では、顎を広げるのが得意な床装置を中心に治療します。広げるだけで終わらせず、上下の歯がしっかり噛み合うところまで見届けます。 床矯正の仕組みは「床矯正とは?顎を広げる装置で「噛む」まで仕上げる」で紹介しています。
床装置は、院内の歯科技工士がつくっています。成長にあわせて装置が合わなくなってきたときも、すぐにつくり直しを相談できます(「院内の歯科技工士」)。
医院を選ぶときは、広げたあと、きちんと噛み合わせるところまで見てもらえるかも確かめてください。院長が考える医院選びのポイントは「子どもの矯正をする医院の選び方」にまとめています。
まとめ
- 顎が小さいと、大きな永久歯が並ぶスペースが足りなくなることがあります
- 顎を広げる治療ができるのは、乳歯が残っている成長期のあいだです
- 院長は、顎の狭さと呼吸にもつながりがあると考えています
お子さんの顎の大きさが気になる方は、個別相談・検査へ。まずは考え方を聞いてみたい方は、無料オンライン説明会をご覧ください。